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グラクソスミスクライン株式会社

喘息と治療

喘息(ぜんそく)とは

喘息〔気管支喘息(きかんしぜんそく)〕は、空気の通り道である気道に慢性的な炎症が起こり、気道が収縮して狭くなる病気です。
息が苦しくなり咳や痰がでるなどの症状が繰り返しみられます。
喘息患者さんの気道は慢性的な炎症によりとても敏感になっているため、ちょっとした刺激が加わっただけでも喘息症状が急激に悪化して、激しい咳や呼吸困難などが起こる「喘息発作(ぜんそくほっさ)」がみられることもあります。

喘息の図

喘息(ぜんそく)の治療目標

喘息の治療目標は、症状や増悪がなく、薬剤の副作用がなく、呼吸機能を正常なレベルに維持することです。

治療目標

一般社団法人日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会 監修:喘息予防・管理ガイドライン2018, 協和企画

喘息治療ステップ−薬物療法−

治療ステップ1 治療ステップ2 治療ステップ3 治療ステップ4
長期
管理薬
基本
治療
ICS(低用量) ICS(低~中用量) ICS(中~高用量) ICS(高用量)
上記が使用できない場合、以下のいずれかを用いる
  • ・LTRA
  • ・テオフィリン徐放製剤
(症状が稀なら必要なし)
上記で不十分な場合に以下のいずれか1剤を併用
  • ・LABA(配合剤使用可)*5
  • ・LAMA*6
  • ・LTRA
  • ・テオフィリン徐放製剤
上記に下記のいずれか1剤、あるいは複数を併用
  • ・LABA(配合剤使用可)*5
  • ・LAMA*6
  • ・LTRA
  • ・テオフィリン徐放製剤
  • ・抗IL-4Rα抗体*7, 8, 10
上記に下記の複数を併用
  • ・LABA(配合剤使用可)*5
  • ・LAMA*6
  • ・LTRA
  • ・テオフィリン徐放製剤
  • ・抗IL-4Rα抗体*7, 8
  • ・抗IgE抗体*2, 7
  • ・抗IL-5抗体*7
  • ・抗IL-5Rα抗体*7
  • ・経口ステロイド薬*3, 7
  • ・気管支熱形成術*7, 9
追加
治療
LTRA以外の抗アレルギー薬*1
発作治療*4 SABA SABA*5 SABA*5 SABA*5

*1:抗アレルギー薬とは次を指す。メディエーター遊離抑制薬、ヒスタミンH1受容体拮抗薬、トロンボキサンA2阻害薬、Th2サイトカイン阻害薬。

*2:通年性吸入アレルゲンに対して陽性かつ血清総IgE値が30~1,500IU/mLの場合に適用となる。

*3:経口ステロイド薬は短期間の間欠的投与を原則とする。短期間の間欠投与でもコントロールが得られない場合は必要最小量を維持量とする。

*4:軽度発作までの対応を示し、それ以上の発作については「急性増悪(発作)への対応(成人)」の項を参照。

*5:ブデソニド/ホルモテロール配合剤で長期管理を行っている場合は同剤を発作治療にも用いることができる。長期管理と発作治療を合わせて1日8吸入までとするが、一時的に1日合計12吸入(3日間:ブデソニド1,920mg/日、ホルモテロール54mg/日)まで増量可能である。ただし、1日8吸入を超える場合は速やかに医療機関を受診するよう患者に説明する。

*6:チオトロピウム臭化物水和物のソフトミスト製剤。

*7:LABA、LTRAなどをICSに加えてもコントロール不良の場合に用いる。

*8:成人および12歳以上の小児に適応がある。

*9:適応患者の選定は日本呼吸器学会専門医あるいは日本アレルギー学会専門医が行い、手技は日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医の指導の下で入院治療において行う。

*10:中用量ICSに併用するのは、医師によりICSを高用量に増量することが副作用などにより困難であると判断された場合に限る。

ICS:吸入ステロイド薬 LABA:長時間作用性β2刺激薬 LAMA:長時間作用性抗コリン薬 LTRA:ロイコトリエン受容体拮抗薬 SABA:短時間作用性吸入β2刺激薬 抗IL-4Rα抗体:抗IL-4受容体α鎖抗体抗IL-5Rα抗体:抗IL-5受容体α鎖抗体

Nakamura Y et al:Allergol Int 2020 ;69(4), 519-548

喘息(ぜんそく)治療の原則

喘息の要因を取り除く

喘息治療において、まず要因となるアレルギーの原因(アレルゲン)を取り除くほか、風邪やたばこの煙など気道を刺激するものを避け、睡眠を十分にとるなどします。

タバコの図

薬物治療を行う

喘息治療では、薬が治療の中心的な役割を担っています。
抗喘息薬には、毎日継続的に使う薬「長期管理薬」と、発作が起きたときだけに使う「発作治療薬」の2つの種類があります。

長期管理薬
長期管理のために継続的に使用しコントロール良好を目指す薬剤です。
主治医から指示された用量の薬を毎日継続的に使用します。
発作治療薬
喘息発作治療のために短期的に使用する薬剤です。
発作が起きたときだけ、主治医からあらかじめ指示された薬を、用法及び用量に従って使用します。

一般社団法人日本アレルギー学会 喘息ガイドライン専門部会 監修:喘息予防・管理ガイドライン2018, 協和企画

重症喘息(じゅうしょうぜんそく)の治療

高用量の吸入ステロイド薬を使ったり、複数の治療薬を併用したりしても、喘息症状がコントロールできないことがあります。
このようなコントロール不良な喘息を重症喘息と呼びます。

重症喘息にはいくつかのタイプのあることがわかっていますが、気道の炎症を引き起こす好酸球(こうさんきゅう)の著しい増加が認められる喘息を「好酸球性の重症喘息」と呼びます。

「好酸球性の重症喘息」に対しては、好酸球が増加するのを抑えて、気道の炎症を鎮める作用のある治療薬(ヌーカラ)を、基本の治療薬(吸入ステロイド薬や気管支拡張薬など)と併用して使います。

好酸球

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